腹を切って1分間、のたうち回ってください―。そんなイベントへの参加呼びかけがSNS上で炎上し、中止に追い込まれた。「切腹コンテスト」と題したイベントを巡るひと悶着に会場を提供予定だった行政側は「聞いていなかった」と困惑。企画した主催者は「人の死をあざ笑うつもりなどなかった」と弁明する。 切腹コンテストが開催予定だったのは国宝・松江城がそびえる山陰の城下町、松江市。来月14日に松江市役所で開催するイベントに向け、地元紙の9日朝刊に1通の募集要項が掲載された。 ウエブ上で現在消去されている募集内容は、プラスチック刀で切腹したそぶりをして30秒~1分間のたうち回る演技者を求めるというもの。「迫真に迫る名演技を見せた方が優勝です!」と記載され、備考として、会場を汚さないよう血のり使用を禁じる文言が続く。 松江市役所では新庁舎への改装工事が進んでおり、昨年5月から宍道湖を望むテラスなどを開放。1~2