先月、茨城県と千葉県の女性の母乳から微量の放射性物質が検出されたと、市民団体が21日、記者会見で発表した。一方、厚労省は、母乳の安全性に問題はないとして、冷静な対応を呼びかけている。 これは、市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」が、福島県や茨城県などの9人の母乳を独自に調査したもの。このうち、千葉・柏市の女性が先月29日と30日に採取した母乳からは、一キログラム当たり36.3ベクレルの放射性ヨウ素が検出され、その後、今月4日には14.8ベクレルに低下したという。 茨城・守谷市の女性の母乳では、先月23日と24日の時点で、放射性ヨウ素が一キログラム当たり31.8ベクレル検出され、先月30日には8.5ベクレルに下がった。 茨城・つくば市の女性2人の母乳では、先月、それぞれ一キログラム当たり8.7ベクレルと6.4ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたが、宮城県、福島県、茨城県の女性計4人では検