道南にもドクターヘリ あす就航 経費課題、空白は十勝のみ (02/15 07:00) 試験運航で函館市内の病院を出発するドクターヘリ=2月上旬 医師と看護師を乗せて救急現場へ向かう「ドクターヘリ」が16日、函館市を拠点とする道南圏で運航を始める。道央、道東、道北各圏に続く4機目の配備で、十勝管内を除く道内全域をカバーできることになった。運航圏外の十勝管内は、地元関係者が道東圏への加入を目指している。ただ、広大な区域となるため、新たなヘリ導入を求める意見もある。実現には搭乗医の確保や費用負担が課題になりそうだ。 「離島で暮らす私たちにとって、宝ものだよ」 檜山管内奥尻町の無職大谷政之さん(85)は道南圏のヘリ就航を歓迎する。14年前、山菜採り中に足を滑らせ胸の骨を折る重傷を負った際、海上保安庁のヘリで函館の病院に搬送され、一命を取り留めたことがある。海保のヘリは要請を受けた後、函館から片道1
孤立状態、住宅1階埋まる… 北海道・羅臼の積雪、史上最高179センチ (02/02 16:00) 記録的な積雪となった根室管内羅臼町。町民は玄関前などの除雪に追われた=2日午前8時、同町海岸町(涌坂周一さん撮影) 【羅臼】暴風雪に見舞われている根室管内羅臼町の積雪は2日正午現在で観測史上最高の179センチに達し、外部と唯一つながる国道335号は吹雪のため1日午前4時から閉鎖されて孤立状態になっている。道の災害派遣要請を受けた陸上自衛隊が除雪支援などのため同町に向かっている。 札幌管区気象台によると、この時期の羅臼の過去10年の積雪は平均48センチ。羅臼のアメダス観測地点では2日午前11時までに、「積雪深計」で計測できる積雪の限界値174センチを超え、機器の設定変更を余儀なくされた。同気象台によると、それでも積雪が192センチ以上になれば観測不可能で「欠測」になる。「想定を上回る雪が降った。
イワシ腐臭、弱った 浦河港の船揚場に堆積、海底にも (11/18 06:10) 浦河港船揚場にたまった大量のイワシの死骸を回収する作業員=17日午後1時20分 【浦河】6日に大量のマイワシが打ち寄せられた日高管内浦河町の浦河港で17日、港湾の底に沈んでいたイワシの死骸が腐敗して浮かび、船揚場を埋めた。町がバキュームカーで約17トン回収したが、港の底にはなお死骸が20~80センチほど堆積しているとみられ、関係者は「水揚げする水産物に悪臭の影響が出かねない」と懸念を強めている。 町によると、6日に同港へ押し寄せたイワシは推計100トン以上。8日までの3日間で計30・5トンを回収したが、14日夜から徐々に死骸が船揚場へ打ち寄せられ、17日に廃棄物処理業者に依頼して回収を実施した。腐敗が進んでいる上に脂が多く、肥料への活用も難しいという。 町と日高中央漁協などは17日、国にイワシ回収費用などの支援
埼玉の病院、体内に23年ガーゼ 秋田の女性が提訴 (10/30 20:46) 埼玉県の草加市立病院で手術を受けた後、体内にガーゼが23年間放置されたとして、秋田市の女性が30日までに、草加市に約460万円の損害賠償を求め秋田地裁に提訴した。提訴は3日付。 訴状によると、1991年2月、草加市に住んでいた女性は市立病院で帝王切開手術を受け、長女を出産した。手術を終える際、看護師がガーゼの使用枚数と回収枚数の照合を間違え、主治医も気付かなかったため、放置されたままになったとしている。 今年1月、女性がエックス線検査などを受けて見つかり、4月に草加市立病院で摘出手術を受けた。後遺症はないが、身体的にも精神的にも苦痛を受けたとしている。 前の記事 次の記事
「シティ・ジャズ」統括者を解雇 札幌市三セク 妻の会社に発注 (10/18 06:30) 札幌市が50%出資する第三セクター・札幌市芸術文化財団(理事長・上田文雄市長)は17日、芸術の森事業部の50代の男性部次長が、国内最大級のジャズイベント「サッポロ・シティ・ジャズ」に絡む業務を、自身が経営に関わる会社に委託したなどとして、懲戒解雇処分にしたと発表した。男性はイベントを統括するプロデューサーを務めていた。財団は、男性が関わった経理処理にも不明朗な点があるとして、道警に相談している。 シティ・ジャズは同財団や市による実行委が運営。財団によると、男性は2010~11年度、妻が役員を務め、自身が実質的に経営するイベント会社に対し、シティ・ジャズの記録写真の撮影など11件計約168万円分の事業を実行委から受注させた。 また、11年には実行委と取引関係にある会社の社長から借金した上、この企業の業務
北緯53度 昔、日本人が来た サハリン最果て間宮林蔵の旅路 (10/16 16:00) 地球上に未知なる大地が残っていた19世紀初め、島なのか半島なのか、霧に包まれていたカラフト(サハリン)を歩き、世界に先駆け、後の「間宮海峡」の存在を証明した一人の日本人がいた。江戸時代後期の探検家間宮林蔵。2年におよぶ探検は酷寒と飢えで、命の危険さえあったが、林蔵は高い精度の地図を作り、先住民族の暮らしも生き生きと描写した。記者は1995年から林蔵の足跡をたどる取材を続けており、今年、最終章を迎えた。(編集委員 相原秀起) 砂丘に立ち島確信 今月2日の夕暮れ。北緯53度09分、サハリンの最北に近いルプロワ村の砂丘に立った。林蔵のカラフト探検の最北地点。冷たい海風が吹き付け、ねじ曲がったカラマツが厳しい気象を物語る。目前には間宮海峡(タタール海峡)が広がり対岸の大陸の山々がくっきりと見えた。その距離はわず
北海道新幹線、開業効果136億円 政投銀試算、来道13万人増 (10/11 10:56) 日本政策投資銀行は10日、2016年春に予定されている北海道新幹線の新函館北斗―新青森間の開業による道内経済への波及効果をまとめた。関東1都3県と宮城県から道南への来訪者は年間約13万人増えて約62万人となり、約136億円もの経済波及効果が出ると試算した。 東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県と宮城県から道南への来訪者数などを基に試算した。新幹線開業に伴い、これらの地域からの年間来訪者数は10年度に比べ、観光客が約9万7千人、ビジネス客が約3万2千人増えるとしている。 来訪者の増加による経済波及効果は、宿泊や飲食、土産物などの直接的な効果が約73億円に上るほか、土産物生産や飲食提供に伴う原材料生産の増加など1次波及効果が約41億円、これらの生産増に伴う雇用者の所得増を通じた2次波及効果が約23億円とした
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