日本電機工業会(JEMA)が21日発表した7月の白物家電の国内出荷額は前年同月比5・6%増の2687億円となり、2カ月連続のプラスとなった。エアコンの出荷台数が過去最高を記録するなど、今夏の猛暑を色濃く反映した。 エアコンの出荷台数は同11・4%増の169万8千台で、2カ月連続の2けた増だった。7月単月としては昭和47年の調査開始以来、過去最高となった。 冷蔵庫は4・7%増の53万9千台で2カ月連続の伸長。容量別では501リットル以上が5カ月連続で伸びるなど、省エネ性能の高い大型タイプに人気が集中している。 夏物家電以外では、食器洗い乾燥機(20・7%増の7万台)と換気扇(8・1%増の55万8千台)など台所回りの機器の健闘ぶりが目立つ。来年4月に予定されている消費税率の引き上げを前に、住宅の新築やリフォーム需要の活発化が後押ししているとみられる。