UPDRS:パーキンソン病統一スケールは、Unified Parkinoson's Disease Rating Scaleの略で、1987年に作られました。 パーキンソン病を総合的に評価する基準として、世界中の研究者や医師に広く利用されており、ヤールの重症度分類に比べてはるかに細かく評価することができます。 1.精神機能、行動、および気分に関する部分 2.日常生活動作に関する部分 3.運動能力検査に関する部分 4.治療の合併症に関する部分 に分けられており、全体で42の項目を基本的に5段階に分けて点数で評価するので、パーキンソン病の重症度を点数で表すことができますが、それぞれの項目をすべて調べて点数を計算すると時間がかかるのが難点です。 薬の治験の際の効果の評価、手術成績の評価の際などにその前後の症状の程度を点数で表して比べることができるので良く用いられます。 例えば、こ