日清食品ホールディングスは24日、今月2日に生産を終了した即席めんの「ラ王」を9月から“復活”させると発表した。生産終了にあわせインターネットの特設サイトで「ラ王追湯(ついとう)式典」まで開いていたが、「(新たに開発した)めんのできがよく、ラ王にふさわしい」(同社)と判断、わずか1カ月で再登場することになった。 新しいラ王は、生めんから乾燥タイプのノンフライめんに変更。乾燥タイプながらストレートの太めんで、独自技術を採用して太めんでもお湯を注げば短時間で戻るようにした。東京都内で記者会見した安藤宏基社長は「(即席めん)市場で一番良いめんに仕上がったと思う」と自信を見せた。「背脂濃コク醤油」、「旨味豚コク味噌」の2種類で、価格は各248円(税込み)。関東甲信越、静岡地区は9月6日発売、全国発売は10月4日。 ラ王は、92年に発売。発売初年度は1億4000万食を売る大ヒットとなったが、競合製品