プロジェクトの見える化を通して得られる情報・指標をプロジェクトの「ゴール」に結びつけ,ツリー化して管理する――。この取り組みによって,見える化の効果は一段と高まる。この「ツリー化」で大事なことは,プロアクティブな行動,管理工数の適正化につながるようにツリーを定義・定着させることだ。 松永幸大 マネジメントソリューションズ マネージャー,中小企業診断士 前回は,「見える化」で得た情報をその関連性に基づいてツリー化し,情報・指標の「関連」を見える化する効果について述べました。見える化で得た情報・指標の関連をツリー化すると,(1)個々の情報の影響先・影響元が分かるためプロアクティブな対応が可能となる,(2)プロジェクトとして管理すべき情報が整理され,プロジェクト管理工数の適正化を促進する――という2つのメリットを享受できるでしょう。 今回は,このツリー化の具体的な検討方法について述べたいと思いま
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