【上海・隅俊之、北京・工藤哲】中国国内で15日から、インターネットサイトのアドレスの末尾に「co.jp」がつく日本のウェブサイトにアクセスができない状態が続いている。原因は不明だが、中国当局が規制を強化した可能性がある。 主に日本企業が使うアドレスで、北京や上海では15日夕から接続できなくなった。日本最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」にも接続できない。毎日新聞のニュースサイト「毎日jp」のようにアドレスの末尾が「.jp」だけのものや、「.com」のサイトには接続できる。 中国では、会員制交流サイト「フェイスブック」や投稿サイト「ツイッター」へのアクセスが普段から遮断されており、時折「グーグル」のサイトなどが突然接続しにくくなることもある。日本企業関係者の間では「もうすぐ丸1日になるが、これほど長く接続できない状態が続くのは異例だ」との声も出ている。