科学大好き!アイラブサイエンス!最近気になる科学情報を、くわしく調べやさしく解説!毎日5分!読むだけで、みるみる科学がわかる! 野生動物の大量死・形体異常 アメリカのメキシコ湾で起きた「ディープウォーター・ホライズン原油流出事故」から4月20日で1年が経過した。同湾周辺では野生動物の謎の大量死や奇形が確認され、専門家は事故との関連性を指摘している。 米国海洋大気庁(NOAA)によると、この冬、アメリカ沿岸で座礁死したバンドウイルカの数は総計113頭に上る。4月前半には6頭のイルカの死骸に、メキシコ湾の石油掘削基地ディープウォーター・ホライズンから流出した原油が付着していた。「ただし(原油が)死因とは限らない」。 魚類や甲殻類、サンゴなどに対する影響調査も進んでいる。UWFのパターソン氏によると、メキシコ湾のサンゴ礁に生息するフエダイの一種、レッドスナッパーに形態異常が増えており、流出時期と