【ニューヨーク=山川一基】米メディア大手ニューズ社が、2005年に買収した交流サイト(SNS)のマイスペースの売却や分離を検討している。世界最大のSNSとして君臨していたが、ライバルの米フェイスブックにその座を奪われ、急速に存在感を失いつつあった。 米メディアによると、マイスペースのマイク・ジョーンズ最高経営責任者(CEO)が12日、従業員に対し、親会社が同社の売却やスピンアウト(分離独立)などの検討に入ったことを伝えたという。 マイスペースは前日の11日、全社員の47%に当たる約500人の人員削減を発表。ニューズ社からの分離の下準備に入ったとみられていた。 マイスペースは04年創業。ミュージシャンなど著名人が利用し始め、ファン同士の交流などが活発になって急成長した。1年もたたずに会員数は1億人を突破し、05年にニューズ社が5億8千万ドル(約480億円)で買収した。日本でも06年にソ