PM2・5への注意喚起情報が流れた熊本県。同県荒尾市上空はかすんで視界が悪くなっていた=5日午前11時46分、朝日新聞社ヘリから、岩下毅撮影 健康への影響が懸念される微小粒子状物質PM2・5について、熊本県は5日、国が定めた暫定指針値の「1日平均で1立方メートルあたり70マイクログラム」を超える可能性があるとして、県内の全市町村や保健所などに注意喚起の情報を流した。環境省によると2月27日に国が暫定指針を定めて以来、こうした基準で注意喚起したのは全国で初めて。 【写真】マスク姿の市民や職員が目につく熊本県荒尾市役所の窓口=5日午前11時27分、松本健造撮影 福岡管区気象台によると、春先は偏西風が強まり、中国大陸からの微粒子の飛来が増える可能性があるという。 国の指針では、午前5〜7時の1時間あたりの平均濃度が1立方メートルあたり85マイクログラムを超えた場合としている。ただ、熊本県は注