英国・北アイルランドのロンドンデリー(Londonderry)で、「血の日曜日事件」の調査委員会が発表した報告書を読み歓声をあげる遺族の男性(2010年6月15日撮影)。(c)AFP/Peter Muhly 【6月16日 AFP】デービッド・キャメロン(David Cameron)英首相は15日、議会下院で、1972年に英国・北アイルランドのロンドンデリー(Londonderry)で公民権デモに対する英軍兵士の発砲により13人が死亡した「血の日曜日事件」について「正当化できない」と述べ、英政府として正式に謝罪した。 同事件の調査委員会は同日、5000ページにおよぶ報告書を公表し、被害者に武器を持っていた人はおらず、英兵は警告無しに発砲したと結論付けた。事件に関与した英兵のほとんどは報告書では階級とイニシャルだけで表記されているが、今後、訴追される可能性もある。 キャメロン首相の演説はロンド