人に感染すると6割近い致死率を示す高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)が、インドネシアで豚に感染し、一部が人ののどや鼻の細胞に感染しやすいウイルスに変異したことがわかった。解析した東京大医科学研究所の河岡義裕教授らの研究チームは、致死性の高い新型インフル出現に備え、豚インフルの監視の必要性を強調している。 河岡さんらはインドネシアのアイルランガ大と共同で、2005年から09年にかけて3回、インドネシアの延べ14州で、無作為に選んだ702匹の豚の鼻汁や血液、ふんなどを調べた。 05〜07年に調べた豚の7.4%から高病原性鳥インフルのウイルスが分離され、分析すると、どの豚も近隣の鶏で流行した鳥インフルに感染していた。詳細に調べた39のウイルスのうち、一つが人の鼻やのどの細胞にくっつきやすく変異していた。08〜09年の調査では過去に感染していた形跡はあったが、ウイルスは分離されなかった。
避妊の手段として睾丸に超音波を照射する研究が進められているそうだ(BBC News、本家/.)。 この研究は慈善財団ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団から10万ドルの資金援助を受け進められているとのこと。米ノースカロライナ大学による初期研究によると超音波照射によって男性の精子産生を安全に止めることができるとのことで、およそ6カ月に渡り効果があるという。 この方法によりホルモン剤などに頼らない安全かつ低コストな避妊方法を提供することができると考えられるとのことで、今後はさらに臨床試験を進めていくとのことだ。
【ジュネーブ時事】世界保健機関(WHO)は18日、従来の薬による治療が極めて困難な「超多剤耐性」(XDR)結核の感染が今年3月時点で、世界58カ国で確認されたと発表した。XDR結核の感染者は推定で、年間2万5000人に上るとした。 また、XDRを含めた、薬による治療が難しい「多剤耐性」(MDR)結核の感染者は08年で年間44万人、死者は15万人に上ったと推計した。 【関連ニュース】 ・ 数週間以内に再討議=新型インフルのピーク越え判断-WHO ・ ピーク越え認定は「時期尚早」=新型インフルで緊急委-WHO ・ 23日に新型インフルで緊急委=予防接種2回から1回へ-WHO ・ 最悪期脱したか判断へ=新型インフルで月内に緊急委-WHO ・ お酒の安売りはダメ!=アルコール規制指針案を承認-WHO
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