環境団体グリーンピース(Greenpeace)が公開した、米ルイジアナ(Louisiana)州沖の海洋石油掘削基地「ディープウオーターホライズン(Deepwater Horizon)」の爆発事故でメキシコ湾(Gulf of Mexico)に流出した原油の帯と、上空を飛ぶ鳥(2010年4月30日提供)。(c)AFP/GREENPEACE/SEAN GARDNER 【4月30日 AFP】油流出による海洋汚染はどこで起きても壊滅的だが、米南部ルイジアナ(Louisiana)州沖の石油掘削基地の爆発炎上事故で流出した原油の除去を急ぐ作業員らが直面しているのは、とりわけ悪夢のようなシナリオだ。 フロリダ沿岸は、400種の生物が生息し、数十億ドル規模の漁業の行われる湿地帯だ。「沿岸はボートを使わないと行き来できない湿地帯が何マイルも続いている。非常にデリケートな地域なのです」と、米テュレーン大学(Tu