目が大きくて可愛らしい! この写真が新しく発見されたカヤンロリス(「スローロリス」の一種)です。思わず抱きしめたくなってしまいますが、それは思いとどまった方が良さそうです。というのも、このかわいいおサルさん、毒を持っているからです。 カヤンロリスはボルネオ島の中央東高原で発見されました。カヤンというのはその辺りを流れる川の名前から来ています。毒が必要な時、カヤンロリスは腕にある腺をなめます。そうすると、唾液と分泌物が反応して毒となります。捕食者から逃げるための知恵のようです。 スローロリスは、その可愛らしい外見からペットとしての需要が高く、乱獲が問題になっています。でもこのように毒を出すカヤンロリスはペットとしては人気がでなさそうなので、その意味でも捕獲者から身を守ることができそうです。 [American Journal of Primatology via Sci-News.com]