自宅から歩いて十数分の小川にカワセミがいると聞き、自分の目でその青い背中を見たときには本当に衝撃を受けた。カワセミなんて、自然豊かな渓流にでも行かないとお目にかかれないと思っていたのだ。となると、カワセミの美しい姿を写したいと思うのが当然の流れ。そのまま見事に“カワセミ病”ににかかってしまった。 しかし、300mmクラスの望遠レンズでは、川の対岸の枝に止まったカワセミは豆粒ほどにしか写せない。もっとカワセミを大きく写したい! という欲求がどんどん大きくなってきた。病状は深刻化してきたようだ。 EOS-1 D Mark IIIにEF 16-35mm F2.8 USM IIを装着。重さは本体のみで1,155g。価格はオープンプライスだが、店頭価格は50万円前後 ボクの手元には、キヤノン EOS-1 D Mark III(以下、1DMK3)という史上最強の高速連写モデルの試作機が(運悪く)あった