最後のお別れができなかったのが一番悔しいです。 素手で家内の顔をなでたかったです。 ありがとう、ありがとう、と言ってね。 あんたと一緒だったから、おれも幸せな人生やったと、言ってやりたかった。それなのに…。 (社会部記者 市毛裕史/坪井宏彰)
最後のお別れができなかったのが一番悔しいです。 素手で家内の顔をなでたかったです。 ありがとう、ありがとう、と言ってね。 あんたと一緒だったから、おれも幸せな人生やったと、言ってやりたかった。それなのに…。 (社会部記者 市毛裕史/坪井宏彰)
私たち「心に響く文集・編集局」は福井県坂井市の名所・東尋坊で自殺防止に取り組む団体です。2004年4月、県からNPO法人として認証を受け、地元に活動拠点として茶房「心に響くおろしもち」を開きました。パトロールを欠かさず、岩場でたたずんでいる人たちに声掛けして、抱えている悩みを聴き取り、一緒に解決に取り組んでいます。 代表は元警察官 理事長の茂幸雄は、2004年春まで東尋坊を管轄する現:坂井西警察署で警察官をしていましたが、その時、数多くの自殺企図者を警察で保護し、家族などに引き渡していました。しかし、警察で保護しても持ち時間が法律で決まっており、さらに私生活や民事不介入など法律上のバリアがあるため十分な対応ができませんでした。警察で保護しても悩みを抱えたまま家族に引渡されているため、帰宅後再び別の場所で自殺を企てる現実に遭遇してしまったのです。そこで「民間人でなければ抱えている悩みを取り除
窓の外には大きな空。広々とした空間には子どもの笑い声が響いています。横浜市にできたばかりのこどもホスピス。 「子どもの命を輝かせたい」 ある父親の強い思いから生まれました。 (横浜放送局記者 有吉桃子) 笑顔で写真に納まる田川はるかちゃんです。 25年前の初夏のある朝、はるかちゃんは「頭が痛い」と訴えました。 小児科でかぜ薬を処方されましたが、その後も不調が続きました。 夏も終わろうとするころ、父親の尚登さんははるかちゃんが足を引きずっていることに気付きます。 総合病院を受診すると、医師から「脳幹に腫瘍があり、あと半年ぐらいしか生きられない。家族で楽しい時間を過ごすことです」と告げられました。 「脳幹グリオーマ」という小児がんでした。 田川さんは、6歳の娘に対する非情ともいえる“宣告”をすぐに受け入れることはできませんでした。
Published 2022/02/21 07:00 (JST) Updated 2022/02/21 09:49 (JST) 現金3400万円を残して亡くなった高齢女性。警察も探偵も身元を明らかにできなかった「行旅死亡人」だが、遺品の印鑑に刻まれた「沖宗」という珍しい姓を手がかりに、私たちはついに女性の身元を特定した。(共同通信=武田惇志、伊藤亜衣) (前編はこちら) https://nordot.app/861908753767972864?c=39546741839462401 ▽全国に100人程度しかいない珍しい姓 インターネット上の情報では、「沖宗」姓は全国に100人程度しかいないという。沖宗家のルーツをブログで追究する広島県府中市の自営業、沖宗生郎さん(72)にメールで調査への協力を依頼すると、「私の親戚かもしれない人ですしね」と快諾してくれた。 まず、電話帳で調べた各地の沖宗
「私の体に何が起きても救急車を呼ばずに自宅にいます。病院に連れて行かないで下さい。自宅で過ごさせて下さい」 19歳の女性が自分の思いをつづった手紙です。この手紙を書いた3か月後、2020年6月13日に亡くなりました。 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、女性が選んだのは最期まで自分らしく過ごすことでした。 (取材 ネットワーク報道部 金澤志江) 19歳で亡くなった長谷実穂さんの遺影です。 手作りしたイヤリングを紹介するために、亡くなる1年前にみずから撮影しました。 写真を撮られることを嫌がっていた実穂さん。ここ数年で唯一顔が写っている写真です。 母親の友美さんは、実穂さんが自分の遺影にすることも考えてこの写真を撮ったと感じています。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く