週刊アスキー2月28日号(2月14日発売)掲載の特集『マーカーレスにニコファーレ、NEWラブプラスまで! 最先端AR(拡張現実)で世界が変わる』連動インタビュー第1弾。 日本のARの第一人者でもある、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)の、稲見昌彦教授にお話を聞いて、五感を揺さぶるARの新技術を教えてもらった。 ■テーブルで家電を操作 リモコンレスの快適生活! 『CRISTAL』は、慶應義塾大学、東京大学、アッパーオーストリア応用科学大学で共同研究している、ARで家電を操作するシステムです。まず部屋を上からカメラで撮影して、その様子をテーブルに投影します。テーブルに映した家電を指で触ると、パネルが出てきて操作できるという流れです。たとえば、明るさを調節したり、DVDをプレーヤーにセットして再生できます。ルートを指で描いて、ロボット掃除機の移動場所を決められます。 ARのポイン