百薬の長とも言われるアルコールは、適量なら人生に潤いを与えます。 飲み過ぎには十分注意しなければなりませんが、ここで喉と声を大切にする人へ、アルコールの飲み方をお教えします。 アルコールを摂取すると1つの良いことと、2つの残念なことが起こります。 良いことは、アルコールによって声帯が若干充血します。 これは血流量が増して可動性をアップさせます。 カラオケのとき、少し飲みながら歌うと良い声になるのはこのためです。 次に、2つのダメなことです。 1つ目は、アルコールを飲むことによって、梨状陥凹および声帯周囲までアルコールが到達し、声帯粘膜に刺激を与えます。 酷い場合は、声帯粘膜を傷つけ、声帯振動を阻害します。 ハードリカーのようなアルコール度数が高い酒ほど危険です。 2つ目は、呼気にアルコール成分が混じって、声門下および声帯を乾燥させます。 呼気にアルコールが検出されるのは、飲酒運転の検査で周