Roles for MicroRNAs in Conferring Robustness to Biological Processes. Ebert MS, Sharp PA. Cell. 2012 Apr 27;149(3):515-24. 【総説内容】 MicroRNA (miRNA)は20-24塩基からなるRNAで、標的遺伝子のmRNAの3’ UTRに結合して、その発現を転写後に抑制する。蛋白をコードする遺伝子の60%以上がmiRNAの標的であると考えられている。また、ロバストネス(robustness)とは、システムが内的・外的な擾乱に対して、その機能を維持する能力のことをさす。生物学では、蛋白レベル、細胞レベル、個体レベルなど様々なレベルでのロバストネスが想定されている。この総説では、miRNAが生物学的なロバストネスにどのように貢献しているかを概説する。 正確な発生分化のため