三つの大賞のほか、三井住友海上火災保険株式会社の課題、自己保健能力向上プログラムでも3位を獲得する好成績を残した横浜市立大学柴田ゼミの面々。課題制作は主にリモートで行われ、取材当日は久しぶりの集合だった 昨年11月、一般社団法人 社会的健康戦略研究所による「大学対抗『健康』×『マーケティング』コンペティション 2020」(後援:株式会社朝日新聞社)の結果発表が行われた。全国13大学で経営やマーケティングを学ぶ16ゼミ・48チームが参加したこのコンペは、協賛企業が出題する「健康」をテーマにした企業活動の課題に大学生が施策提案をするものだ。これはこれから社会人となる大学生にとって貴重な体験となっただけでなく、コロナ禍がもたらした新たなパラダイムに直面する企業にも、実り多き経験となった。 ■健康経営の礎「社会的健康」を定める 社会的健康戦略研究所は、従来漠然と捉えられてきた「健康」を定義づけし、