ファミコンがこの世に登場してから、早20年余りの歳月が流れようとしています。 そんな現代、色んなメディアがクソゲーを語る上で悪い比喩として良く使われる「画面がファミコンレベルのクソゲー」という言葉が市民権を得て久しいのですが、わたくしはちょっと待って欲しいと思うのです。 ファミコンが発売される直前の1982年の家庭用ゲーム市場は、さまざまなメーカーが凌ぎを削る戦場だったのですが、どこのメーカーもハード性能は低く、画面に表示されるキャラクターは単色・サウンドは雑音・ゲーム性は単調そのものがデフォルトでした。 そんな中に彗星の如く登場したファミコンの高スペックぶりと良質のソフト群は奇跡とも言える出来だったんですよ。 そんな衝撃的なモンスターマシンが発売された1983年にバンダイから発売された「アルカディア」というゲーム機がありました。 これがもう、悪い意味でのバンダイクオリティ大炸裂でして、ハ