長文レイアウトなどで段落行頭を字下げしたい場合、あらかじめ著者や編集者の方がテキストデータの段落行頭に全角スペースや半角スペースを入力しておく、というケースがよく見られます。 しかし、この方法だと文章量が増えるほど入力漏れの可能性が高くなりミスの発生源になりやすいものです。 InDesignには『文字組みプリセット』というものが用意されています。適切なプリセットを選択すれば、スペース文字を使用しなくても段落行頭や折り返し行頭、行末のアキ量を簡単に設定することが可能です。※下図はInDesignの『環境設定』ダイアログです。ここでチェックした項目が『段落設定』ダイアログなどに表示され、文字組みに対して適用できます。 『文字組みプリセット』で何が設定できるか ■段落行頭を字下げするか否か 段落行頭の1文字目が通常の文字の場合に字下げするか否か、を設定できます。 ■段落行頭が起こし括弧類だった場