日本映画・洋画を問わず、ネタバレ・あらすじを交えて感想(レビュー、 批評、 解説…?)を語りながら、映画の魅力を再発見していきましょう。ラストを明かすことも。 【ネタバレ注意】 実は、エンドクレジットを見て驚いた。 中国ユニットのクルーの名がぞろぞろ出てきたからだ。 もちろん、前半は中国が主要な舞台になるし、江青の記録映像も出てくるし、たしかに中国側の協力がなければ制作しにくい映画である。 しかし、私は映画本編を観ながら、このオーストラリア映画は慎重に過去の中国を再現しているけれど、中国の協力なしに作ったのだろうと考えていた。 なぜなら、毛沢東をおちょくる場面があるからだ。 『小さな村の小さなダンサー』という邦題や、少年の顔写真をあしらったポスターや、少年時代を強調した予告編などは、まるで『リトル・ダンサー』にあやかろうとするかのようだが、本作の原題は『Mao's Last Dancer』