ガダラの豚 1 / 中島 らも などの紹介コラム。まずはお知らせ。生きてる時は有限なのに、読みたい本は無限にある。せめて 「読まずに死んだらもったいない本」 を探すべくネットの海を探索するのだが、わたしよりも凄い本を知ってる人がたくさんいる。 なので、 「読まずに死んだらもったいない本」 を教えてくださいませ。 https://shimirubon.jp/columns/1679292 読み始めたら、徹夜を覚悟する小説がある。 いきなり
◇小説断片化への不安 今年の二月、我々作家は、あるニュースを前にして、首を傾(かし)げつつも、大いなる不安を覚えたのだった。 首を傾げたのは、記事を何度読んでも、内容が理解できなかったせいだし、不安を覚えたのは、そうは言っても、自分たちの著作を否応(いやおう)なしにネットに公開されるかもしれない、という怯(おび)えからだった。 ご存じ、グーグル問題である。が、問題、問題と叫んだところで、出版関係者や著者でなければ、関心を持ち得ないだろうし、私も専門家ではないので、ここで妥当、かつ的確な説明ができるとも思えない。しかも、グーグル問題は、現在も流動的で、結論が出ていないときている。 つい先日も、米国作家協会、米国出版社協会の代理人が来日して、日本文芸家協会・副理事長の三田誠広氏と会見した、と新聞で読んだばかりだ。それによれば、三田氏も和解案を評価して、態度を軟化させたそうだ。 その和解案に賛同
窓から見える景色はいつも同じ。ただ色が変わったり雨や雪がふる以外は、いつも同じ。 そんなつまんない景色が、だけど私にとって唯一の生の外界。 めいっぱい開けた窓からくる風とか、花の匂いとか、雨の匂いとか、入りこんでくる雪とか、それが私の知ってる外の全部。 背伸びをしてギリギリ私の目が外を見れる位置にある窓は、30センチも開かないただの換気用。 外は『やま』と言う緑の盛り上がりと、それの窪みに白とか小さいツブツブのある場所だ。 あのツブツブは『まち』と言ってたくさんの人間がいるらしい。 そして上には『そら』と言う青いのが広がってて白いふわふわした美味しそうなのが流れてる。あれはたしか…そう『くも』だ。 『くも』が泣いて雨をふらしたり雪をふらしたりするらしく、風は『そら』が呼吸してできるらしい。 外が暗くなったり明るくなったりするのは『たいよう』とやらが出たり入ったりするかららしいけど、私の部屋
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