親の運転する自転車の前後に取りつけられた補助椅子に乗せられて怪我をする子供が急増している。そもそも小児を自転車に乗せる行為そのものが危険なのであるが、補助椅子はその簡便さから幼児だけでなく、乳児までをも乗せることを可能にした。 我々は、平成14年10月より平成15年6月までにすでに50例を経験した。そのうちの一例として、平成14年9月5日、母親の自転車の後部座席に3歳女児が乗車中、スリップして自転車ごと転倒し、左側部を強打した。 受傷直後左耳介後部が痛いと号泣するが、数分後には意識消失し当院緊急受診。CTにて左急性硬膜外傷血腫を認め、緊急開頭血腫除去術を施行した。 平成15年1月から平成15年2月の約2ヶ月間、都区内の幼稚園を無作為に100園抽出し、調査した。 我々の調査では、回答者581人のうち、自転車補助椅子を購入したことがあると答えた人は560人(96.4%)にのぼり、そのうち
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