2007年末、低価格なミニノートPC(その代表がAtomをベースにしたNetbook)が登場した際、多くの人が懸念したことは、この安価で持ち運び可能なPCが、既存のノートPC市場を浸食してしまうのではないか、ということだった。これはPCベンダー(システムベンダー)のみならず、マイクロソフトやインテル、販売店や流通関係者など、PC業界全体が共有していた不安ではなかったかと思う。 わが国で本格的にNetbookが販売されるようになって半年あまりが経過し、長期的な影響はまだ分からないものの、短期的には恐れたような事態には今のところ陥っていないようだ。統計により差はあるが、すでにミニノートPCがわが国のPC市場に占める割合は、10~20%に達したとされる。しかし、既存のノートPC市場を浸食したというより、2~3台目需要を掘り起こすことで既存市場に上乗せ効果をもたらし、市場の活性化を促しているようだ
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