片山さつき氏は「不正受給を許せば国が滅ぶ」などと喚いているようですが*1、もちろんデマです。 最近の片山氏は国民の権利を踏みにじるのに忙しいためか単純な計算もできなくなっているようです。大蔵省主計局の官僚出身なのに。 2010年度の生活保護の不正受給額が約129億円*2で、2010年度生活保護予算2.4兆円の0.6%程度に過ぎません。一方で、生活保護の捕捉率については各種試算がありますが30%〜70%くらいとされています。 片山氏らが口先で言うような「本当に困っている人」にも受給できるようにした場合、生活保護の予算は単純計算で3.4兆〜8兆円に増加します*3。仮に不正受給129億円を全てなくしたとしても誤差の範囲に過ぎません。 つまり、100億円程度の不正受給で滅ぶような国は、「本当に困っている人」を助けるための1兆円以上の増加分をとても負担できない無能国家でしかないわけです。国家というも