「ミランを総合エンターテイメント・カンパニーにしたい」というバルバラ。現在はクラブの取締役として帝王学を学んでいる。 父親シルビオがミランを買収したとき、次女バルバラはまだ2歳にもなっていなかった。 2013年現在、29歳になった彼女はミランの最高経営会議メンバー中、唯一の女性ながら着々と帝王学を納めつつある。近い将来、ミラニスタたちは、女性会長を戴くことになるかもしれない。 シルビオ・ベルルスコーニが、元会長ジュゼッペ・ファリーナから破産寸前のミランを買収したのは1986年のことだった。その後、四半世紀以上にわたってミランの黄金時代を築き上げてきた政財界の怪物ベルルスコーニも76歳になり、かつての影響力は衰えてきた。 大学で哲学を学んでいたバルバラは、2010年の卒業前に2人の息子をもうけ、前夫とは離婚。2年前にミランのフロントへ就職した。 他の家族同様、ミランの全株式を所有する持ち株会