電探の分類 前 編 (1)三式一号電波探信儀三型 略称「13号電探」 用途 対空哨戒 設置 陸上及び艦船 報告要領(例1) 「電探山報告、先ノ目標、敵大型機編隊ラシキモノ感3近ヅク、スイチョー微小 190、130、2135 数字は、方向、 距離、 時刻 報告要領(例2) 「反射波! 左30度 30キロ、編隊 大キイ、近ヅク!」 報告要領(例1)は陸上の哨戒電探基地で、遠距離から発見して時間に比較的ゆとりがあり、多くの情報を盛り込んで報告する想定。 北が0度で右回り360度表示。 報告要領(例2)は艦船搭載電探で、直ちに戦闘態勢に入る逼迫した想定。 舳方向が0度で艫方向まで左右それぞれ180度。 左図は目標捕捉中の映像画面 目盛りは20km刻み 130kmの反射波は幅が広いので大編隊。そして大編隊の時はスイチョー(フェーヂング)がない。 75kmは小編隊。方向がずれている。