首を傾げたくなるような働き方をする人のなかに、私の体験では実はベテランの50代男性というのが少なくない。 お気に入りの、シティタワーにある高層階のレストランに、予約の電話を入れた。声からするとその店の年配男性店長だ。 「静かな席を3名。お願いします」 「え?」 その瞬間、私の中でその店長への絶望のような感情が走った。 私は「私のテーブルの周りをツイタテで囲ってください」と言っているのではない。ただ、静かに食したいと言っているだけだった。別にめずらしい要求でもないだろう。 「ですから、静かな席です」 「ですと、ソファー席になりますが・・・」店長は唸った。 ソファー席は左右に隣の客が座り、常連の私から言わせていただくと、最もうるさい席だった。奥に個室もあるし、静かな端の席もあった。 「個室は空いてませんか?」 「個室は8名さまからなんです」 私は4名の個室があることを知っている。そこを使用した
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