自動車分野向け機能安全規格「ISO26262」のソフトウェア開発(手法)概要 これまで自動車分野向けの機能安全規格「ISO26262」の概要について解説してきましたが、今回は最終回として、ソフトウェア開発における“手法”にフォーカスし、その内容を紹介したいと思います。 ISO26262の準形式手法、形式手法 機能安全規格では、要求や設計を「準形式手法」や「形式手法」で記載することがあります。 ここで使用する準形式手法は、ISO26262FDIS(最終ドラフト)版により、「UML」や「SADT」が推奨されており、汎用性や準形式検証(シミュレーション)を考慮するような場合には、UMLを利用することが多いと考えられます。 一方のSADTは、次のような図を用いた手法となります。 UMLについては他の連載や関連する情報が多く存在するので、本稿では、これまであまり紹介されてこなかった形式手法について解
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