グラフィティに代表されるストリートアートは見る人によってはただの迷惑行為となりますが、一方で高い芸術的価値もあり、どう捉えるかはなかなか難しいものであります。 今回はそんなストリートアート界に新たに現れた、「テープ・アート」という手法で作られた作品をご紹介します。 作り方はシンプル。薄い茶色のビニールテープを二本の棒の間に面になるように貼り付け、ナイフでテープを切り絵のように切り取って形を作っていきます。陰を付けたい場所にはテープを重ねて貼り、さらに切り取ることでグラデーションを表現することが出来ます。切り取っては貼り、切り取ってはまた貼る。 こんな骨の折れる作業を繰り返し続けるうちに、ビニールテープはいつしか男性の顔を形作り、セピア色のモダンな作品ができ上がりました。 このテープ・アートを考えたのはアムステルダム在住のMax Zorn氏。カーデザイナーの友人がデザインのアイデア出しの際に