「もうわけわからないです」。大阪市立桜宮高校で、バスケットボール部顧問・小村基(はじめ)教諭(47)=懲戒免職=から執拗(しつよう)な暴力を受け、自ら命を絶った2年男子生徒(17)は、顧問に提出する練習ノートに悲痛な訴えを書きつづっていた。 市教委が13日に公表した弁護士ら外部監察チームの報告書からは、「指導」の名を借りた制裁の中で、キャプテンの責任を果たそうと苦しむ男子生徒の姿が浮かび上がる。キャプテンはなぜ、自殺したのか。 「なんで女に負けるねん」 自殺5日前の昨年12月18日、同高での女子チームとの練習試合。ボールを奪われた男子生徒は、小村教諭から平手打ちを浴び、そう責められた。 男子生徒は教諭の指導を求めて同高体育科に進学し、バスケ部に入部。キャプテンになった昨秋以降、厳しく叱責されるようになった。プレーが意に沿わないと、顔をたたかれた。この日、指導された内容を記して教諭に見せるノ
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