MasterCardがZwipeと協力し、指紋認証センサを搭載した非接触型の決済カードを開発した。ノルウェー人起業家Kim Kristian Humborstad氏によって2009年に創設されたZwipeは、クレジットカードやデビットカードの暗証番号(PIN)と署名を指紋に置き換えようと取り組んでいる企業だ。その取り組みの成果が指紋認証センサ搭載のバンクカードであり、指紋認証を用いた本人確認により、第三者がカードを使用できないようになっている。 カードにはユーザーの生体認証データが記録されており、ユーザーはセンサ部分に指を乗せた状態でカードをリーダーにかざしたときだけ決済ができるため、PINを入力する必要がない。ユーザーのデータは外部のデータベースではなく、カード自体に保存されるため、理論上はより安全だ。 カードにはEMV認定のセキュアエレメントとMasterCardの非接触型アプリケーシ