6月に策定された宇宙基本計画に基づき、将来の日本の月探査計画のあり方を検討する政府の「月探査に関する懇談会」(座長・白井克彦早稲田大総長)の初会合が4日開かれ、野田聖子科学技術担当相は「国際貢献に役立ち、将来の産業の起爆剤になるような日本らしい月探査を議論してほしい」とあいさつした。 懇談会は、元宇宙飛行士の毛利衛さん(61)ら有識者で構成され、宇宙基本計画に基づいた月探査の基本的な方針や意義、目標などを議論。また、同計画で掲げられた「2020年ごろまでに、2足歩行ロボットなど高度なロボットによる無人探査を目指す」「その次の段階として人とロボットの連携による本格的探査への発展を目指す」などの目標について、具体的な方策を検討する。 今後、10回前後の会合を開き、来年6月ごろまでに報告書を取りまとめる。 【関連ニュース】 ・ 〔特集〕世紀の天体ショー 皆既日食 ・ 〔特集〕日本人宇