地滑り対策工事中に発見された旧国鉄の「亀之瀬隧道」=9日午後2時24分、大阪府柏原市(写真:産経新聞) 大阪府柏原市峠の大和川北岸の地中から、れんが造りの鉄道トンネル「亀ノ瀬隧道(ずいどう)」の一部が約80年ぶりに見つかり、国土交通省大和川河川事務所が9日、報道陣に公開した。 明治25年に開通し、崩落の危険があり昭和7年に使用中止に。その後埋め戻しや崩落で埋没したと考えられていた幻のトンネルで、地滑り対策工事で偶然見つかった。内部は高さ4・6メートル、最大幅4・3メートルのU字形。黒いすすが付着し、蒸気機関車が走っていた往事の姿を伝える。市教委は今後、一般公開も行う方針。 【関連記事】 ・ 神戸ルミナリエで初の近鉄直通臨時電車 阪神、記念磁気カードも ・ ストーブ列車が冬の津軽平野で運行開始 ・ 「キハ603」がラストラン 和歌山・紀州鉄道 ・ 京橋花月1周年、1000円割引