世界市場において最強のブランドイメージを誇るホンダの商品は、走っていない国は1か国もないと言われる原動機付き自転車『スーパーカブ』である。発売51年目にあたる今年の東京モーターショーでは、その21世紀バージョンともいうべき電動カブのコンセプトモデル『EV Cub』がお目見えする。 [関連写真 ヘルメットも] デザインは膝の部分に風防を持つオリジナルのスーパーカブのスタイルがモチーフで、そこにEV時代を感じさせる新しさを加味した。そのレトロな雰囲気のエクステリアとは対照的に、メカニカルパッケージは先進的なもの。前後輪のハブ部にインホイールモーターを装備した2輪駆動方式。バッテリーは超小型のリチウムイオン電池を想定している。 これらのメカニズムは現在の50cc、90ccエンジン版に比べて極めて小さいため、足下スペースの余裕は現行カブに比べて格段に大きくなっている。また、ガソリンタンクが不