驚異的なアンチエイジング効果で美容業界から医療現場まで大注目の水素水。だが、水素が無色透明・無味無臭であるのをいいことに、本物のフリをして偽物が跋扈。中には、まるで水素が検出されなかった商品も。知られざる真実を浮き彫りにした業界震撼の誌上実験! 「私たちの研究会は、マイナス水素イオン、プラズマ水素、活性水素、水素吸蔵サンゴといった“非科学的な水素”とは、まったく異なるものです。ペットボトルに入った水素水にも、水素は入っていません!」 2月9日、東京都品川区で開催された「第3回分子状水素医学シンポジウム」。会の冒頭、同シンポジウムの太田成男会長(日本医科大学大学院教授・加齢科学系専攻細胞生物学分野)はこう言い放ったのだった。 美肌、メタボからセックスまで“夢のアンチエイジング商品”として注目の水素水。07年、太田教授らの研究グループの論文が米国の医学雑誌『Nature Medicine』に掲