データ重複排除ツールは必要容量を大きく削減する可能性があるが、ニーズにぴったり適合する製品を選ぶとなると、なかなかやっかいである。 誇大広告、急速に変化し続ける技術、それに根強い俗説が重複排除技術の展望を語るのを難しくしている。だが、うまく導入できたときの利益は疑う余地がない。 「シングルインスタンス・ストレージの二次記憶装置とアーカイブ・システムの人気が上がって来ています。」と語るのは米国マサチューセッツ州ミルピタスにあるエンタープライズ・ストラテジー・グループ(ESG)のアナリスト、ローレン・ホワイトハウス氏である。「中には、一次記憶装置で使う重複排除ツールも出てきています。」 技術は急速に成熟している。「2年前にも重複排除ツールを見ましたが、まだ現場で使えるものではありませんでした。」とジョン・ウンダー氏は語る。彼はカリフォルニア州ミルピタスに本拠を置き、メディア向けチップを製造する