テクノロジの将来を予測することは、決して簡単ではない。しかし、Symantecの最高経営責任者(CEO)であるJohn Thompson氏は米国時間4月8日午前、「RSA Conference」の基調講演でそれに挑戦した。 Thompson氏は、将来について3つの予測を示した。第1は、悪意あるソフトウェアの数が違法なソフトウェアを上回るために、いわゆるホワイトリストの必要性が高まる。第2は、ID管理が大企業を超えて広がり、世界中のすべて顧客が対象になり始める。第3は、デジタル著作権管理が、音楽やビデオだけでなく、あらゆるコンテンツで実現される、というものだ。 Thompson氏は、企業はこうした将来について今すぐ検討を始める必要があるとした上で、「私の考えでは、これは、情報を中心としたセキュリティの視点へと向かう根本的な変化を伴って始まるはずだ」と語った。Thompson氏の説明によれば、