●シングルコア性能を伸ばすための命令セット改革 Intelは、マルチコア性能だけでなく、シングルCPUコアのパフォーマンスを今後も伸ばす。ただし、従来とは違う方法で。CPUの整数演算と浮動小数点演算の性能のバランスを取って、新しく最適化されたソフトウェアだけでなく、既存のソフトウェアの性能を上げるのが、2002年までのアプローチ。それに対して、2010年以降の方向は、SIMD(Single Instruction, Multiple Data)型の浮動小数点演算の性能にフォーカスし、命令セットを大きく拡張する。また、2005年以降から進展してきたマルチコア化も継続する。 そのため、ソフトウェアはマルチスレッド化だけでなく、新命令セットにも積極的に対応して行かないと、CPUのフルパフォーマンスが発揮できなくなる。つまり、よりソフトウェアやコンパイラへとしわ寄せが行くようになる。逆を言えば、I
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