キャリア教育(注)は、平成11年12月中央教育審議会答申「初等中等教育と高等教育との接続の改善について」(以下「接続答申」という。)で、その推進が提唱された。その後、国立教育政策研究所生徒指導研究センターによる「児童生徒の職業観・勤労観を育む教育の推進に関する調査研究」(平成13年~14年)及び文部科学省初等中等教育局児童生徒課による「キャリア教育の推進に関する総合的調査研究」(平成14年~16年)を経て、平成16年度から「新キャリア教育プラン」等で推進が図られている。キャリア教育は、その緒に就いたところであり、その現状を推し量るデータは必ずしも十分とは言えない。そこで、文部科学省の調査研究としてキャリア教育推進のための方策の一つとして示したインターンシップ(就業体験)の実施状況、また、「キャリア教育の中核をなすものである」とされた進路指導の現状から、高等学校普通科(以下、文章中「普通科」