体育の授業や部活動での事故防止策についての文部科学省の有識者会議は4日、報告書を公表し、1998~2009年度の間に体育の授業や部活で生徒が死亡したのは470件、重い障害を負ったのは120件だったことがわかった。 中日新聞によると、体育の授業や部活中の事故に関する統計を文科省が公表したのは初めてで、全590件のうち、中学、高校での体育の授業中の事故は212件、部活中の事故は318件だったという。 また時事通信によると、中学校で武道が必修化され、12年度に柔道の授業を実施する中学校のうち、11・7%で施設や用具の安全性に問題があったことが文部科学省の調査で分かった。これに対して文部科学省は、安全対策を徹底するよう求めているという。