中日落合博満監督(54)が来年3月開催の「第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本代表監督就任を打診され断っていたことが29日、分かった。来季続投が決定している落合監督はペナントレースを最優先させるため固辞したもようだ。WBC監督は北京五輪日本代表の星野仙一監督(61)が有力候補だが、監督問題が議題に挙がる9月1日の実行委員会を待たずに落合監督にも白羽の矢が立っていたことで、今後の監督人事に影響を与えそうだ。 WBCの監督人事は水面下で大きな動きを見せていた。中日の球団幹部はこの日、落合監督の代表監督問題について「最近、監督の方に直接要請があったが、断ったと聞いた。3月といえばチームが大事な時期だからでしょう」と日本プロ野球組織(NPB)からの打診をすでに断っていたことを明かした。打診されたのは、北京五輪終了後とみられる。 落合監督は試合前、WBC監督の打診を受けたのかと