Oracleエンジンそのものをデザインする男、トム・カイト。カリスマエンジニアが説明する、陥りやすい「ぼくたちの失敗」とは? 「Database Watch」の加山氏によるデータベース・アーキテクト・サミットレポート(編集部) 2010年2月9日、日本オラクルは「データベース・アーキテクト・サミット - ask Tom Live -」を開催した。オラクル技術の中枢にいるトム・カイト氏が初来日し、エンジニアに技術解説から心構えなど多岐にわたりアドバイスした。 オラクル技術のカリスマ、トム・カイト 日本ではなじみが薄いかもしれないが、「オラクルのトム・カイト」といえば知る人ぞ知るカリスマ的な存在だ。「エバンジェリスト」と同時にオラクルで希少な「アーキテクト」の肩書きも併せ持つ。オラクル技術の頭脳である。1987年からOracle Databaseを使うようになり、1993年からオラクルに入社。