第16回 信頼性のある通信を実現するTCPプロトコル(3):基礎から学ぶWindowsネットワーク(2/4 ページ) TCPオプションとは? TCP接続のオープン処理では、その接続(コネクション)に関する特別な設定を指定することができる。これを「オプション」といい、通常はTCP接続の送信側が受信側に対して提示するパラメータである。TCP接続は双方向なので、オプション指定は、双方から送信されることになる(それぞれから送信されるオプション設定が異なっていてもよい)。 TCP接続のオプション指定は、「オプション」という名前のとおり、場合によっては存在しない場合もあるし、通信相手とのネゴシエーション(折衝)の結果によっては受け付けられないこともある。また、オプション指定はTCPの接続ごとに個別に設定されるものなので、同じマシン同士でTCP接続を確立しても、常に以前と同じオプション設定が使われるとい