インドのモディ首相は、現在流通している高額紙幣を9日で廃止すると突如発表し、新札に交換しようという人たちが銀行の窓口に押し寄せるなどの混乱が懸念されています。 そして、手元にあるこれら2種類の紙幣については、10日以降、銀行などに出向いて、新たに発行する2000ルピー札や新しいデザインの500ルピー札に交換するよう指示しました。 突如、現在の高額紙幣を廃止する理由について、モディ首相は「インドは高い経済成長を続けている。その一方で、汚職やブラックマネーがまん延している。国を掃除するのに手を貸してほしい」などと説明し、パニックにならないよう呼びかけました。 しかし、新札との交換期間が来月30日までとされたうえ、1度に交換できる金額にも制限があるため、首都ニューデリーでは、急いで小額紙幣に交換しようという人たちがATM=現金自動預け払い機に殺到しているほか、ガソリンスタンドにも、高額紙幣を廃止