2009年04月12日14:38 カテゴリ毒・闇・濁・恐 後味の悪い話 その101-3@オカルト 283 名前:本当にあった怖い名無し 高橋葉介の夢幻紳士シリーズのうちの一つ。タイトルはネタバレなので後述。 主人公の夢幻は、幻術などの不思議な能力を持つ素性不明の男性。 夢幻のもとに、ある青年が訪ねてきた。 青年は結婚式を間近に控えていたのだが、妻となるはずだった女性が事故で重体を負ってしまったという。 医者も匙を投げ、意識不明の女性は後はもう死に行くだけの状態だった。 女性は幼いころから貧乏で、暇なく働く辛い日々を送ってきていた。 頼れる者もなく、時には人に騙されたこともあったが、 それでもいつも前向きで心を曲げないそんな女性の姿に青年は惹かれたという。 結婚して、これからやっと楽にさせてあげられるところだったのにと青年は泣いた。 青年の望みは、事故さえなければ女性が得られるはずだった、