諸悪莫作・衆善奉行・自浄其意・是諸仏教 しょあくまくさ しゅぜんぶぎょう じじょうごい ぜしょぶっきょう 諸々の悪しきことをせず、もろもろの善いことを実行しなさい。 そして、自ずからその意(こころ)を浄めていくこと。これが諸佛の教えである。 これは、「七仏通誡(しちぶつつうかい)の偈(げ)」といわれるものです。七仏とは過去七仏と云われる毘婆尸仏(びばしぶつ)・尸棄仏(しきぶつ)・毘舎浮仏(びしゃふぶつ)・拘留孫仏(くるそんぶつ)・拘那含牟尼仏(くなごんむにぶつ)・迦葉仏(かしょうぶつ)・釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)のことです。お釈迦さまは自分は古仏の跡を歩んだのであるとされ、この過去七仏の存在を説かれました。そして、この過去七仏も同じく説いたという意味で「七仏通誡(しちぶつつうかい)の偈(げ)」というのです。つまり、これはお釈迦さまだけが説かれるのではなく、昔よりこの世にあらわれた諸